立公新党-中道改革連合-と日本政界の心理学

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立憲民主党・公明党の新党立ち上げと、国民民主党、そして高市政権自民党の心理と力学

2026年1月15日に立憲民主党と公明党の新党結成の合意が発表され、翌16日には新党立ち上げが正式に発表され、新党名は「中道改革連合」という名になりました。

高市首相の台湾有事発言から先日、解散総選挙実施への意向を固めたとの報道があり、そしてこの野党での新党結成と、日本の政界は風雲急を告げています。

この新党設立をめぐっては様々な論評が行われています。

新党設立をめぐる様々な意見

積極的意見、否定的意見がありますが主なものでは

  • 高市政権の高支持率のなか、突然の総選挙で停滞している者同士の狙いが一致して結成した。
  • 選挙での自民党候補から公明党票が離れ、立憲民主党候補に行くとすれば多くの選挙区で自民党ではなく立憲民主党候補が勝利する可能性がある。
  • 中道とわざわざ言っている。政策指向が左寄りで支持は広げられるのか。

などです。

この記事ではもう少し角度を変えてみてみましょう。

新党設立は国民民主党への呼び水となる

この新党立ち上げは、野党が政権交代に向けてまとまらないといけないのに煮え切らない国民民主党に対しての呼び水になっていくと思うのです。

国民民主党の玉木代表は新党へは参加しない意向だ。

立憲民主党は与党側に是々非々で対応し、自分たちの主張している政策の実現を与党に迫り、実現していくというスタンスだ。

しかし、それはいつまで続くのか。

2月にも解散総選挙を行おうと高市政権は考えているわけだが、それで勝利すれば安定多数、もしかしたら単独過半数を得るかもしれない。そうすれば是々非々で対応されてもそれほど重要ではなくなり、自民党は国民民主党の言うことを聞く必要がなくなるのだ。

今のままの状態がずっと続くわけがない

簡単に言えば今の状況がずっと続くということは、当たり前だが、ないということだ。

そこまで大勝しなかったとしても、今の高支持率がいつまでも続くとは限らない。

現在、高市首相の台湾有事発言をきっかけに中国との関係が急速に悪化してしまっている。

このまま、中国からの経済面での締め付け―レアアースの輸出規制、対日輸入削減、日本へのインバウンド抑制などが日本の経済に響きだすと大変な打撃を被る可能性がある。それをきっかけにじわじわと支持率が減少していくかもしれません。そういう状態のとき是々非々で自民党に協力していると国民からすれば期待を裏切られたと思うかもしれません。

国民民主党が否が応でも野党との連立政権を模索しだしたとき、中道改革連合のような一定大きな塊があると、国民民主党は中道改革連合に合同、合流しやすくなる、ということはあるかもしれません。

中道勢力へ国民民主党も巻き込むことを考えれば、大きな塊になっていたほうが引き込みやすい、交渉に強くなることができる、とも考えられます。

風雲急を告げる日本の政界-政治に関心と監視の眼を

日本の政治は大きな流動の時期に入ったといえます。国民のための政治実現のために、政治にも関心が必要と思います。